効率と衛生面の向上、さらに生産停止時間を大幅に削減!
味の素様は世界でも有数の食品・バイオテクノロジー企業であり、50年以上に渡りブラジルでも事業を展開してきました。サンパウロの北東部リメイラにある味の素ブラジル工場は、現在、世界最大のグルタミン酸ナトリウム(MSG)生産工場となっています。
この工場では、遠心分離機と振動コンベア間のコネクタを頻繁に交換する必要があったため、長い生産停止時間が問題でしたが、このコネクタ部分を一つの大きなコネクタから複数のBFMフィッティングに変更することで、工場の衛生と生産効率を劇的に改善しました。この衛生面と効率の改善を評価いただき、現在では、ブラジルにある味の素様の全4工場でBFMフィッティングが標準化されています。
■問題
コネクタの粉漏れと交換作業
遠心分離機と振動コンベアの間のひとつの大きなコネクタは、クランプで固定されており、摩耗しやすく、生産エリアに製品が漏れてしまうことがありました。そのため、頻繁に交換する必要がありましたが、コネクタの位置とコネクタ自体の大きさが原因で、非常に手間のかかる作業でした。
コネクタの交換は、衛生面や廃棄物が大量に出る問題に加え、交換のたびに機械を数時間停止させる必要があったため、生産停止時間の長さは、許容できる範囲を超えていました。この工場では、漏れの問題と交換の問題を改善するため、遠心分離機と振動コンベア間の接続について見直す必要がありました。
■解決策
適切な接続方法をご提案
BFMのブラジルの代理店である Suprir Industria de Metais と共同で、接続部全体を再設計し、従来の大きなひとつのコネクタから複数のBFMフィッティングという新しい接続方法に変更しました。
接続部も作業者がアクセスしやすいよう低い位置へ移動されました。
BFMフィッティングを設置したことでシステム内を流れる製品が見えるようになり、生産エリアへの粉じんの漏れも解消されました。また、定期的なメンテナンスの停止だけで済むようになり、生産停止時間も大幅に短縮されました。
味の素様の経営陣は、リメイラ工場の結果を高く評価し、ブラジル国内のすべての工場でBFMフィッティングを標準化することを決定しています。
ブラジル味の素社担当技術者のコメント
「BFMフィッティングを設置したことで、当社の全体的な生産効率が大きく改善しました。損傷したコネクタを交換するための生産停止時間がなくなったことで、当社の技術スタッフはより生産性の高いプロジェクトに集中できるようになりました。」
この記事はBFM社の以下の記事より引用しております。
https://www.bfmfitting.com/case-studies/efficiency-hygiene-gains-impress-global-giant-food