CASE STUDY

【カスタマーサービス事例】軸封部への処理物侵入から推測されるトラブル
~ロータリーバルブ~

ロータリーバルブの軸封部へ処理物が侵入している場合(画像)に起こり得るトラブル事例をご紹介します。トラブルにならないための対策も記載しておりますので、最後までご覧ください。

推測されるトラブル➀

ローターの内部接触
軸封部へ処理物が侵入してしまったことが原因で、機外へ粉漏れが起こった事例です。軸封部から機外へ漏れた粉は、ベアリングまで到達し、摩耗や破損をさせてしまいました。このベアリングの破損によって、ローターの回転軸がずれ、内部接触を起こしてしまいました。

➀ 粉漏れがベアリングへ到達
➁ ベアリング破損
➂ 内部接触

推測されるトラブル➁

パッキンの損傷とコンタミネーション
軸封部へ処理物が侵入してしまうと、パッキンの摩耗や損傷が起こってしまいます。他にも、軸封部内で侵入した処理物が滞留すると、処理物が物性変化(変色や腐食等)を起こすことで、コンタミの要因にもなってしまいます。

対策

定期的な増し締めと部品交換
軸封部への処理物の侵入を防ぐには、運転初期およびその後の定期的な増し締めと、定期的な軸封部品の交換をおススメいたします。