
爆発放散 偏向ガイド
VIGISPACE
爆発対策用に放散パネルが設置された屋外設備では、爆発発生時に設備が破裂しないよう放散パネルが全開放し爆発の圧力と火炎が周囲へ放出されます。しかし、爆発放散口の正面に向かい放出される火炎を伴う爆風により、爆発の連鎖や火炎の延焼、並びに周りの人、建物、車両へ損害を与える危険があります。このような危険から安全を守るため、圧力と火炎を放出する方向を制御し、爆発放散に付随する被害が発生しないよう、このVIGISPACEが誕生しました。

特徴
- 爆発の圧力によって開放する爆発放散パネルの開き確度を制限し、爆風と火炎を上方向へ放出させます。
- 爆発放散口から火炎を伴う爆風が水平府汚行へ放出されないことにより、危険なエリアを縮小し有効なスペースを増やします。
- Stif社の爆発放散パネルVIGILEX VLまたはVDとのセットで取り付けられます。
動画
※再生すると音が流れます。
ATEX 証明:INERIS 22ATEX0004X
適応規格
・2014/34/UE | ATEX 指令 |
・EN 14797 : 2006 | 爆発放散設備 |
・EN 14491 : 2012 | 粉じん爆発放散防護システム |
・EN 1127-1 : 2019 | 爆発予防 — パート 1 |
品質証明
・INERIS 08ATEXQ406 | 製造品質保証通知 |
・ISO9001: 2015 | 品質管理システム |
材質
- 標準材質:カーボンスチール + 塗装
- オプション材質:ステンレス304L
仕様
Kst,max | ≤200 bar.m/s |
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Pmax | 10 bar |
装置のPred | ≤ 0.7 bar |
放散角度 | 上方向へ35° |
Pstat | ≤ 0.1 bar |
水力直径 | Dh ≤ 1.2m |
効 率 | 60% |
使用温度 | 爆発放散パネルに準ずる |
適用パネル寸法 | 170x470 ~ 1130x1130 |
安全エリア (対火炎):
- 縦方向:爆発放散パネルの中心より下側全エリア
- 水平方向:爆発放散パネルの中心から 5x V1/3を超えるエリア
この装置の取付は爆発放散パネルの取付ボルトを利用します。